2011年10月22日

ドキュメンタリー映画 それでも風は吹いている。まもなく完成!

去年(平成22年)の春。高松港から連絡船「めおん」で約40分。女木島の向こうに見える島、男木島。
この男木島に中学三年生になる3人の生徒がいた。この3人が、卒業すれば、男木中学校は休校となる。まさに、島に子どもの声が聞こえなくなる日が来るのだ。この春の始業式から、翌年(平成23年)の卒業式までの300日を、記録に残したい。私たちはそう思い、男木中学校の柾木校長(当時)に撮影許可をお願いする。しかし、校長の出した条件は、とうていドキュメンタリー映画を撮影できるものではなかった。なぜなら、受験生である3人を撮影で刺激したり、大切な受験の時間を、撮影のために使えない。頻繁に来ないのなら、撮影を認めるというものだった。当然だと思った。その上、男木島の中学生を私たちは特別な目でも見ていた。でも、どうしても、この300日を記録に残したい。いや、3人の中学生や、先生や、島の人の記憶に残したい。だから、撮影はしなければならない。そこで私たちは、小型のハイビジョンカメラを中学校に託し、映像日記を撮るかのように、沢山の記憶をこのカメラに残して欲しいとお願いした。それが、ドキュメンタリー映画「男木中学校 3人の生徒と先生の300日記憶 ~それでも風は吹いている~」のはじまりとなる。
熱い夏。瀬戸内国際芸術祭。そして受験。300日を駆け抜けた、3人の生徒と先生の笑顔と、汗の記憶。
そして、私たちは、大きな間違いに気づく。
それは、瀬戸内に吹く風のように、決して変わらないものだった。
平成23年11月上旬には、完成し、11月12日、13日の二日間、男木島で完成感謝上映会を進めています。

監督は、映画「めおん」の野村精司。
聞き手/語り手として、高松出身の女優 木内晶子。

これからも、どんどんと情報を発進します。
完成した作品を是非、ご覧ください。
上映したいという声があれば、できる限り、出張上映にご協力いたします。

応援よろしくお願いします。

それ風事務局 天然クジラより。



Posted by それでも風は吹いている  at 21:20 │Comments(0)

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。


削除
ドキュメンタリー映画 それでも風は吹いている。まもなく完成!
    コメント(0)